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猫の手を借りてステップ

たゆたう海月の日々あれこれ

息吹く音に埋もれる

あと半年ほどで30になる。30年かけてすっかり空っぽになったなぁと改めて感じる。いや、十代の頃はそれなりに自分のなかを掘削していたように思うので、正しくはこの10年くらいかな。石も油田も温泉も出なかったのよ、残念ながら。掘るとこ間違ったのか方法を誤ったのか不毛の地だったのかわからないけども。

 

自分のなかに何もないからこそ、想いや物語を丸ごと体の中に入れて、大げさに感動したり共鳴したりするのかもしれないけど。というのは昨日ライヴ観てて思いついたこと。ふだんがらんどうの胸のなかに、どれだけ彼らの音が響くことか。フラスコに水が満ちて、細くなった首を越えて溢れるみたい。もうこれくらいしか残ってないんだよ、と思ってくるしかった。縋りついてみっともないけど、心の中だけだからゆるしてね。

 

作ってしまったしがらみの清算がしばらく終わらないから、それをお支払いするとして、そしてわたしは迷惑をかけることなく終わっていけるのかしらと、それが心配。ややこしい年寄りになったらどうしよう。ままならない身になったりしたら、いやだなぁ…

 

死ぬまでの空白を埋めるだけのことなのだから、と思う。なにも大したことないやって。

生まれた瞬間が100で、生きたぶんだけ目減りしていく。それを目の当たりに見るのがつらいだけ。